たかしの人生日記 ~結婚・離婚・不貞~

ノンフィクション 半生の備忘録

パンドラの箱

 

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さとこの、実家へ帰る回数は

徐々に増えていき

その頃には、私が夜勤の時はほぼ

実家に子供を連れて帰っていました。

 

実家の母親にみてもらっていたら

育児疲れの身体も少しは休まるだろう

そう思っていました。

いや、今思えば違います。

違和感は感じ取っていたんです。

ですが、そう自分に思い込ませていました。

そうすることで、心の平衡を保っていたんでしょう。

 

当時は、もうスマホの時代。

私も、さとこも、スマホは二代目。

さとこの初代のスマホは、ネット閲覧用に残してありました。

実家に行っている時

夜は、LINEをしても未読スルー。

朝になってようやく既読が付きます。

 

6年前だったかな...

人は、ショックな事、イヤな事を忘れようとする生物。

なので、ハッキリ覚えてないんですが

3月2日

この日付は、翌日に私の実家で

上の娘の雛祭りのお祝いをしたので覚えています。

その日は夜勤明け。

もちろん、さとこと、子供二人は実家に行っています。

 

誰もいない自宅に帰宅。

今思えば、おかしな光景ですね。

旦那であり父親の私が、夜勤から帰宅したら

いつも一人ぼっち。それが日常。

それをおかしい、と思えないほどに

私の心は痩せ細っていたのかもしれません。

 

自分のスマホで、よく見るサイトを見ていました。

お腹が空いたので、近くのローソンで弁当とお茶を買い

誰もいない自宅で昼食タイム。

あまり、味のしない昼食。

 

横になって、家で共有で使っていた

さとこの初代スマホを手に取ります。

普段は、自分のスマホだけで事足りるので

めったに手にすることはないんですが

なぜか?その日は先代スマホを手に取りました。

 

ネットを見ていて

ふと

昔よくやっていた、mixiを思い出します。

 

ああ

昔よくやってたなぁ

 

アカウントは残してあります。

すごく久しぶりに、mixiを見ようと思い

ブックマークから、mixiにログインしようと開くと

 

さとこの

昔のニックネームの

トップページが開きました。

ログアウトしてなかったんでしょうね。

 

胸の鼓動が高まります...

見てはいけない...

分かっています、そんなことは。

見ても、私にとっていいことが書いてある可能性は

ゼロなのも分かっています。

 

そんなこと

分かりきっているはずなのに...

 

私は

 

見てしまいます...